2017年02月15日

「水分の摂りすぎ」も体を冷やす

塩分を過剰に減らすことは、体を冷やす原因になると紹介しましたが、水分の摂りすぎも同様に体を冷やしてしまいます。

日本人の死因の第2位の心筋梗塞、第3位の脳梗塞は、血栓症から起こる病気です。その対抗策として「血液をサラサラにしよう。そのために、なるべく多くの水分を摂るように」といった方法がとても増えています。

その教えを守ろうと、ここ最近、無理にでも水分を摂る人が増えました。「朝起きて1杯、寝る前に1杯」だとか、「1 日に何リットル飲むようにしている」など、意識して水を飲んでいるのが話題になることなど以前はほとんどありませんでした。

しかし、このようにせっせと血液サラサラに励んでいるにもかかわらず、血栓症になる日本人の数は減る気配はありません。

むしろ逆に増加傾向です。

水分を「努力して」飲むことが、血栓症の予防になっているのかどうか?水は体を冷やすのは周知のとおりです。そしてさらに、あらゆる物体は冷えると硬くなるのが法則でもあります。

血栓症もひとつの「血の固まり」なのだから、冷え= 体温の低下が発症する一因になているのです。西洋医学では、水を飲めば余分な水分は、必ず小便で排せつされる、という前提です。

しかし、水を飲んでもお茶を飲んでも太る、という人がいる。西洋医学では、摂取カロリーが、消費エネルギーを上回ることが肥満の原因だとするので、このようなことはあり得ないと考えます。

漢方医学は考え方が異なります。
「色白、水太りで、むくみやすく、ひざが痛くなりやすい」という肥満の人には、体を温め、水分を排せつする防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方して治療してきました。

西洋医学では肥満の場合、体脂肪率を問題にするが、体脂肪はせいぜい体全体の20〜30%の人のみです。

人間の体重の60%以上は水分なのだから、体重に影響するのは、脂肪より水分のほうが2倍以上も大きいのは当然です。また、日本人は水太りしやすい体質です。塩分を多めに摂取し、体が冷えているからです。

ビニール袋に水を入れて吊り下げた様子を思い浮かべると、袋の下のほうがふくらみます。それと同じく、特に女性は下半身や下肢がむくみやすく、大根足や下半身デブになりやすいのは、水が原因です。

むくみの元凶は水です。体から余分な水分が排泄されればスレンダーになります。

このように、体内に水分がたまった状態を、漢方医学では「水毒」といいます。水が毒になるのである。雨に濡れると体が冷えるように、体内に水分がたまると体の内部が冷え、万病のモトになります。

だから水毒になった場合、体内の余分な水分を体外へ排せつして、体を温めようとするメカニズムがはたらくことになるのです。
  • 風邪をひくと「鼻水、くしゃみ」が出る
  • 寝冷えすると「下痢=水様便」をする
  • 大病すると「寝汗をかく」
  • 夜に体温・気温が下がると「頻尿になる」
  • 偏頭痛持ちの人が「嘔吐これらの症状はすべて、(胃液という水分を排せつ) する」
これらの症状はすべて、水毒を体外に出して体を温め、健康になろうとする体の働きです。

当然、体に余るほどの水分は体を冷やしますが正常な代謝のためには水分はとても重要な働きをしています。
血液をさらさらにする品質のいい水(活泉水)を少しずつ適量飲むような習慣が病気を遠ざけるでしょう。


ちなみに水が滞っている時の体の症状とサインはこちらです。
下半身に水分がたまる→半身は冷えやすくなる→半身に存在する子宮や卵巣の病気(生理不順・生理痛、子宮筋腫、子宮ガン、卵巣のう腫)になりやすくなる。

また、下半身が冷えるということは、半身に存在していた熱や血や気が上半身に上昇してくることになる。よって、心臓病ではないのにドキドキ(動悸)したり、肺の病気ではないのに、突きあげられたような息苦しさを覚えたり、顔の発赤、発疹、せき、ライラ、不安、不眠、吐き気、咳、口内炎、口臭など、下から上へ突き上げられたような症状のオンパレードとなる。
これが西洋医学でいう「自律神経失調症」や「更年期障害」である。ここで「水の滞り」と「気の滞り」が関連していることがわかる。
posted by 冷え at 10:39 | TrackBack(0) | 体温が上がると血液が浄化
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