尿道が短い女性は尿漏れの悩みが深刻
大笑いしたときや、重い荷物を持ち上げたりしたときに、尿がもれた経験のある人は多いのではないでしょうか。こうした尿もれは、特に女性に多い疾患です。ある調査によれば、成人女性の3人に1人は、尿もれの経験があるとされています。
では、なぜ女性に尿もれが多いのでしょうか。女性は膀胱を支え、尿道や膣を締める働きをしている骨盤底筋という筋肉が、男性に比べて薄くて弱いのです。
骨盤底筋が薄くて弱いと、尿道などの締め付けが弱く、尿もれが起こりやすくなります。
さらに、女性は出産などにより、骨盤底筋がますます弱まってしまいます。尿道の短さも、女性に尿もれが多い原因。
男性の尿道は約20cmで、膀胱から斜め下に曲がりながら下がっています。それに対し、女性の尿道は約5cmと短く、膀胱からすぐ真下へと直線的に下がっているため、尿がもれやすいのです。
さらに最近では、働いている女性の尿もれが多くなっているという傾向があります。働いている女性は、仕事の都合でどうしても排尿を我慢しなければならないことがあります。すると、膀胱に尿がたまり、膀胱はその重みに耐えきれなくなって徐々に下がってきます。すると、骨盤底筋も衰え、尿がもれやすくなるのです。排尿を長時間我慢するのは、絶対に厳禁です。
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尿道と膣を意識して締める体操
こうした尿もれを解消する方法として、骨盤底筋を強める体操を紹介しましょう。それは「お尻閉じ」という体操です。尿道と膣を意識して締めるだけの簡単な体操です。このお尻閉じは、1セットを約5分間、くり返し行います。1回の動作は15秒もあれば行えるはずなので、5分間で約20回はできるでしょう。
この体操を朝と夜のリラックスしたときなどに、1日に2回行うようにしてください(予防などに役立てるなら、1日1回やれば十分)。お尻問じは、立った状態で行っても、座った状態で行ってもどちらでもかまいません。立って行うときは、イスの背もたれなどに手をついて行うとやりやすいでしょう。
お尻閉じをやれば、早い人では2ヶ月ほどで尿もれが改善してくるはずです。尿もれは年を取れば大半の女性に起こる可能性があるので、現在は全く症状がないという人も、お尻閉じを毎日行って、尿もれの予防に励んでみてはいかがでしょうか。
お尻閉じのやり方
- 排便を我慢するとっきと同じ要領で肛門を意識して強く締める
- 1の状態のまま今度は尿を我慢するように尿道と膣を締める。
- 息を吸いながら腹筋に力を入れて、膣を胃のほうへ吸い上げるように持ち上げる
- 3の状態のまま3秒数えた後、息を吐きながら全身の力を抜く。