2016年11月28日

昼間こそ湯たんぽで太ももを温める!免疫力がアップする

体温が上がればツライ症状が改善する

今、湯たんぽが見直されています。冬にると、湯たんぽを使っている人も多いのではないでしょうか。
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冷えた布団の中に、ぼかぽかの湯たんぽが入っていると、ほんとうに幸せを感じます。しかし、湯たんぽを夜だけ使うのは、もったいないことです。手ごわい冷えを改善するためには、昼問の起きているときでも、湯たんぽで体を温めてほしいと思います。ただ気持ちいいだけではなく、体がとても楽になります。

湯たんぽを使う時間が長くなればなるほど、体に入る熱量もふえ、冷えが解消するでしょう。もちろん、動いているときは湯たんぽを使えません。しかし、デスクワークをしているとき、食事やお茶を飲んでいるときなど、座っている時問があるはずです。

そんな時間を活用して、湯たんぽで体を温めれば、体の冷えは確実に軽減します。こうして体が温まると、病気から体を守る免疫力がアップし、いろいろな症状が緩和し、体が楽になり健康になります。

ガンやリウマチ、慢性疲労症候群や糖尿病、高血圧などの生活習慣病など、難病と呼ばれる病気の大半の方は、体が究極に冷えた状態にあることがわかります。そこで、湯たんぽで体を温めることを勧めると、35度台だった体温が1週間くらいで36度まで上がり、症状のつらさが軽減するケースがほとんどです。

ところで、今の人は昔の人よりも、冷えに悩む人が多くなっていますが、これはどうしてなのでしょう?

私たちの活動を享える熱エネルギーは、主に筋肉によって生み出され、血液にのって全身に運ばれます。ところが、筋肉の働きが弱まると熟の産生量がへり、体の隅々まで届かなくなって、体が冷えます。今の人は昔の人に比べて運動不足ですから、筋肉の畳も働きも低下しています。

当然、筋肉が産生する熱もへっているわけです。そのため、冷えに悩む人がふえているというわけです。そこで、湯たんぽで筋肉を温めるのが、効率のいい方法といえるでしょう。筋肉に湯たんぽを当てて、外から熱を与えると、筋肉の血管が仙開き、血流も増加し、全身への熟の運搬力が高まります。

冷えとり

では具体的に、湯たんぽをどこに当てればいいでしょうか。効率がいいのは、なるべく大きな筋肉といえます。大きな筋肉なら、熱をたくさん吸収できるからです。

その点で、ぜひ温めてほしいのが、太ももとお尻の筋肉です。全身の筋肉の70〜80%は、ひざからお尻にかけてついています。太ももとお尻は、冷え撃退の最強の加熱ポイントといえるのです。
また、太ももに関していえば、筋肉の4分の3が前面に集中しているので、前面を温めるだけでじゅうぶんです。実際、太ももに湯たんぽをのせておくだけで、足先までポカポカと温まってくるはずです。

お尻を温めるときは、背もたれが必要になります。背もたれとお尻の問に湯たんぽをはさんでください。また、余裕がある人は、おなかも温めたいポイントです。内臓の働きをよくすることができます。温め方は、太もも→おなか→お尻というように、順番を決めて湯たんぽを移動させ、くり返し温めていくといいしょう。

各部位の加熱時問はそれぞれ3〜10分が目安です。「もう少しで汗をかきそう」と感じたら、移動させていくのがコツです。この湯たんぽを使った加熱は、入浴前にやるととりわけ効果的です。

入浴は全身を一度に温められる貴重な時問ですが、冷えた体を芯から温めるには時間がかかります。特に、冷え症の人の場合には、体の表面温度を上げるまでに時問がかかり、内臓の温度が上昇するまで湯ぶねにつかっていられません。そこで、入浴前に、湯たんぽで太ももやお尻などを温め、体の熟レベルを高めておくのです。
すると、お湯の熟エネルギーが体の奥深くまで入りやすくなり、冷えを解消しやすくなります。

湯たんぽで筋肉を温めることを、毎日徹底して続けた人は、確実に体温が上がります。その結果、病気に対する抵抗力が上がり、体調もよくなってくるというわけです。高価な器具を使った温熱療法もいろいろありますが、冷え取り効果、免疫増進効果で湯たんぽに勝るものは、ほかにはありません

腰痛、肩こり、ガン、歯痛など、どんな形の痛みでも軽減しています。また、睡眠障害、疲労倦怠感、肺ガンの血タン、食欲減退、胃もたれ、下痢、便秘、頻尿、高血圧、高血糖、アトピー性皮膚炎など、非常に多岐にわたる症状が解消・軽減しています。

こうしてみると、冷えは万病の元ということがわかりますね。ぜひ、湯たんぽを有効活用して、体の冷えを取り去ってください。
posted by 冷え at 14:20 | TrackBack(0) | 太ももを温める
2016年11月24日

現代日本人は脚が冷えている!血流を改善して温めれば免疫力が上がる

頭寒足熱は世界が注目している

私たちは、心臓がある上半身の体温が高く、下半身は低くなっています。上半身と下半身の体温の差を小さくし、血液や体液、生命エネルギーであるき気を巡らせるために、頭を冷やして脚を温めるのが、頭寒足熱です。

18世紀のオランダの名医・ブールハーフは「頭を冷やし、脚を温かくし、体を窮屈にするな。そうすれば、おまえはすべての医者をあざ笑うことができるだろう」という名言を残しています。頭寒足熱は、洋の東西を問わず、健康の基本であることがわかります。

現代人は、脚(下半身)の冷えている人が、非常にふえています。特に女性は、下半身が冷え、頭がのぼせる、「頭熟足寒」の人が多く見受けられます。

そのうえ、冷たい水やビールを飲んだり、入浴はシャワーだけで済ませたりするのも、体を冷やす大きな原因となります。

まず、服装や生活習慣を改め、体に冷えを取り込まないことが大切です。おふろに入る、湯たんぽを使う、靴下の重ねばきをするなど、外から体を温めるのも効果的でしょう。

しかし、最も重要なのは、自分の体で熟を生み出すことです。血液の循環をよくして、血流によって体を温めること。これに勝るものはありません。

脚を温めたら難病が改善する例は多数ある

ここでも、やはり、脚、特にふくらはぎの筋肉を使う運動が効果的です。できるだけ歩くように言われるのはこうした理由もあります。

バス停1つ分歩くとか、エレベータではなく階段を使うとか、その程度でもいいのです。
ところが、ここで盲点となるのが、はき物です。

ベルトのないサンダル(ミュール)など、足に固定されないはき物は、ずるずる引きずる歩き方になり、足首が動きません。また、ロングブーツは足首からひざ下まで固定されるため、やはり、足首が動かないのです。

足首が動かなければ、「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉( ヒラメ筋)によるポンプ作用が働きません。これでは、いくら歩いても血液循環はよくならず、体は温まりません。

また、つま先の細くなったパンプスなども、足の指がくつついて固定されるため、歩くときに指を使えません。足先の血流が滞ったままになり、血液の循環が悪くなるのです。

最近は、男性でも下半身が冷えている人がふえています。これは、脂質や糖質のとりすぎ、運動不足といった生活習慣の乱れから動脈硬化が起こり、末端まで血液が流れにくくなつていることが考えられます。

ストレスの影響もあるでしょう。ストレスが多いと交感神経が過度に緊張した状態になり、血管が収縮します。そうして血流不全が起こると、心臓から最も遠い、脚が冷えるのです。

つまり、脚の冷えは末端の血流不全です。細胞は、血液が届いて初めて機能ます。血流不全が起こると、細胞活動が低下し、あらゆる病気へとつながります。

頭痛、ひざ痛、股関節痛などはもちろん、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、すべて動脈硬化による血流不全がかかわっています。ひいては、脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こします。

女性の場合は、子宮という血液を多く必要とする臓器を持つため、血流不全は深刻な問題です。生理不順や生理痛、不妊、更年期障害といった婦人科系の不調が起こってきます。

下半身が冷えて頭がのぼせると不眠にもなり、ホルモン分泌がますます乱れる悪循環に陥るのです。

さらに進行して、全身の血流まで悪くなると、低体温になります。人問の免疫力は、体温が下がると低下します。

「体が冷えると風邪をひく」「脚は冷やすと膀胱炎になる」というのは、非常にわかりやすい例です。これは、低体温になって菌に感染しやすくなることを示しています。

内臓も同じです。血流が悪く、低体温になっている部位は、病気を呼び込みます。ガンやアレルギーなど、一見、冷えと無関係に見える病気も、低体温が原因といわれます。実際、脚を温めて体温を上げることで、難治の病気が改善した例は、枚挙にいとまがありません。

このように、脚の冷えは健康かなめのバロメーターであり、要でもあります。

脚を温める方法はいろいろあります。まずは、体を冷やす生活習慣を正し、脚を動かし、ふくらはぎのポンプ作用を働かせましょう。5本指靴下をはいて足指を動かしやすくしたり、デスクワーク中に足首を動かしたり、工夫はできます。

意外と盲点になっていますが、足裏を温めるのもおすすめです。
posted by 冷え at 09:01 | TrackBack(0) | 日本人の体質